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【本試験振り返り】選択式:労一 [平25:本試験振り返り]

私の解答はコレ。

A・・・50 ○
B・・・障害者雇用推進者 ○
C・・・4分の1近く ×
D・・・500~1000人未満規模 ×
E・・・約3割 ×

救済三大候補(労災・社一・健保)の振り返りが終わったところで、ここからは多くのみなさんが安定多数を確保したであろう科目の振り返り。


まずは、ほとんど私だけの感もある「労一待ち」の方に贈る振り返り。いやいや、みなさんもお付き合いください。


パッと問題を見た瞬間、社一同様に法令科目でなかったことに軽い衝撃を受けます。午前の択一で「労働者派遣法」が出なかったので「こりゃ、派遣法が来る」と予想し、昼休み中は派遣法を中心に復習していました。


試験開始前にマークシートの解答用紙が配られますが、労一と厚年が4択式であることが分かりました。鬼門の労一で4択・・・ 平23年の試験が思い起こされます。


平23年の試験・・・ 試験史上初めて4択が採用された試験。「そんなの知るかっ」的な問題が出題され、おそらく受験生の平均点が低かったであろうはずなのに救済がありませんでした。「4択の時点ですでに救済されていた」という見方もありましたが、これまでも試験の難易度に比べ救済が行われなかったことから、「労一の怪」などと恐れられていました。「労一3点死守」は受験生の暗黙の了解事項になっている感があります。


さて、ドキドキしながら問題を見ると・・・ 「えっ、このために4択?」というくらい拍子抜けする「 A 」と「 B 」。


特に「 A 」には怒りましたね。選択肢が「50、100、201、300」です。これまでの「56」という数字が入っていませんし、「201」と「300」じゃ受験生はだまされません。私なら「50、56、200、201」で選ばせます。障害者雇用納付金の納付義務対象である企業規模が200人を「超える」か「以上」かで受験生の視点をあざむきつつ、実は法改正が論点だったというストーリーです。


「 B 」も同じです。もっと意地悪く「雇用責任者」「雇用管理者」「雇用主任者」くらい並べて欲しかったです。


「 C 」「 D 」「 E 」にはやられました。「 C 」と「 E 」はTACの「一般常識セミナー」に載っていましたが、記憶の外。「 D 」は深読みしてしまいました。


もちろん、大企業の障害者雇用者数が多いことは知っています。500~1000人未満規模以上の企業が実雇用率(1.69%)を上回って達成し、500人未満規模以下の企業は下回っています。


ここで問われているのは法定雇用率そのものではなく、その「達成率」。雇用率が1.8%でも2%でも5%でも、達成は達成。そう考えた時、「法定雇用率を達成した割合が50%を超えていた」企業規模が果たして「1000人以上規模」と言い切れるのか。


「1000人以上」といえば、1000人以上の企業全てです。大企業でも未達成の会社はたくさんあるでしょう。たとえ雇用者数が多くても法定雇用率に届かなければ未達成扱い。対象企業が多くなる分、全体でみると達成率は低めに出るのではないか。逆に「500~1000人未満規模」だと、ある程度雇用力もあり、かつ法定雇用者数も少ない。そう考えて「500~1000人未満規模」の達成率が高いと思ったのです。


選択式を突き詰めると、だんだんウラを読むクセがついて嫌になってきますね。


ところで、「4択であることと難易度には関連性がない」という仮説を健保の振り返りで述べましたが、そのことはこの問題からも分かります。「 C 」の語群と「 E 」の語群は表現が違うだけ(「半数近く」or「約5割」)で、似たようなことを言っています。どちらの問題でも「全体の半分」という意味を持つ選択肢を使いたかったんでしょう(厚年ではその意向が顕著に読み取れる)。


「 A 」「 B 」は確実に得点し、あと1点取れば良かっただけなのに、運に任せた残り3問をすべて外してしまうツキの無さ。なんか吹っ切れてしまいました。これをもって「勉強不足だ」と言われるのは辛いですが・・・


いや、まだ奇跡を信じていますよ。

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