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転職半年経過 [転職]

7回目の試験で勝ち取った社労士資格を引っさげ、20年のリーマン人生と管理職のポストをリセットしてから半年。


年金コンサルみたいな仕事についたので、それまでの業務経験や人脈がほとんど活かされることはなく、まさにゼロからのスタート。いや、40オーバーだからマイナスからのスタートか。


いやはや、本当にいろんな人とお会いした。コンサル業務の性質上、お会いするのは経営者やそれに近い立場の人。けっこう若い人も多い。聞けば、最初っから起業家精神に満ちあふれていたという人はそれほど多くなく、「仕方なく」とか「押し付けられて」とかという理由が目立つ。


それでも、今じゃ年収は優に1,000万円は超えている。給与データを見る機会が多いので、たかだか数十人の会社でも、経営者クラスの給与の取り方がハンパないことがよく分かる。


知らなかったなぁ。こういう世界。就職活動のときって、目の前に見える「知ってる会社」で働くことしか知らなかった。仕事って、会社に入ることだと思っていた。


年金の仕事をすると、おのずと退職金の話になり、税金の話になり、損金の話になり、生命保険の話になる。フルコミッションのやり手保険営業マンとの接点も増えた。この人たちも若い。だいたい30~40代か。エライよなぁ。


社労士の勉強で7年もの時間を空費している間、同世代の人たちはさまざまな出会いを作り、新しい「価値」や「しくみ」を生み出していました。


ふと、社会における自分の存在価値の低さにぼうぜんとします。


それまでは「会社の評価」で生きてきました。でも「社会の評価」がまったくない。だからこそ、これからは「社会の評価」で生きていこうと思ったものの、そう簡単に評価なんてつかない。そのあせりから、「もっと他の道があるんではないか」と、ちょっとよそ見をしてしまう。


いかんいかん。


1年目があって2年目がある。2年目があって3年目がある。確定拠出年金の投資教育でみなさんに言ったっけ。「資産形成において時間を味方につけるためには、まず、最初の一歩を踏み出すことです」。


踏み出したら、いちいち売ったり買ったりしない。「もっと他の方法が良いのでは」ってのを繰り返すと、いつまでたっても「1年目」「一歩」が続く。せっかく築いた人間関係が育たない。この人間関係こそが、自らの「社会の評価」を高めていく芽となるのにも関わらず。


石の上にも3年。昔の人の言ったとおりなんだな。今は種まきと思って、ごちゃごちゃ言わずに食らいついていこう。



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