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【本試験振り返り】選択式:労災 [平25:本試験振り返り]

私の解答はコレ。

A・・・労働基準法上の労働者 ×
B・・・22 ×
C・・・最も低い ○
D・・・中央値の ×
E・・・28 ×

問題を解く時、選択肢を見ずにまずは本文のみを読むのが選択式の定石です。まず最初に目に飛び込んできたのが「年齢階層」という言葉。


「おっ、これは『賃金構造基本統計』だな」と、まるでクイズ問題を解くかのように論点を予想して選択肢をチラ見すると、あれ、無い。少し読み進むと「賃金構造基本統計」という言葉が本文に出てきてしまったので、次は「最低限度額のうち、最も高額の年齢階層はどれか」を問うのかと思ったら、そうでもない。


すぐに「 A 」は埋まらなかったので読み進むと「 B の階層に区分し」というのが目に入りました。「これは年齢階層がいくつあるか聞いてるんだな」と予想し、ひとまず余白に階層を書いていきました。すると12。でも選択肢に12がありません。よく読むと問うているのはそこではない。各々の年齢階層で賃金月額を何種類にグルーピングするかという話。


「え~っ」。論点が見えた瞬間、思わず声をあげそうになりました。「そんなの知るかよぉ~」。


う~ん、健保だと47段階、厚年だと30段階か。しかし、あれは最低額でも万単位。こっちの最低限度額は4000円程度だから関係ないか。数字の選択肢を見ると「10、15、20、21、22、25、28、30」とある。5飛びの数字の中になぜか「21、22、28」。多分答えがココにある、と勘で「22」を選択。


さらに読み進んで「・・・階層のうち C 賃金月額に」とあるのを見て、最低限度額を決めるんだから最低の部類だろうと踏んで「最も低い」を選択。ただ、あまりにも単純だ。選択肢を見ると「下から2番目の」というのがある。たしか、オリンピックの採点競技などで最高値と最小値を異常値とみなして採用しないこともあるよなぁ。実はこっちが正解か? 結局、考え疲れて「最も低い」のままで解答。なんとこんな経緯で唯一の得点。


今度は、その「 C 」の区分に入った賃金のうち「 D 」のものを「 E で除した額に・・・」と来た。すでに「 C 」グループには低い賃金サンプルが集まっているわけで、その中の平均値あたりを使うんだろうと「平均の」を選ぼうとするも、「・・・賃金のうち」と導かれているところに「平均の」では国語的に納まりが悪い。で、似たところで「中央値の」とくれば良いかと、これを選択。


次いで「 E 」について検討するも、いったい何で除すんだと、まったくイメージできず。「賃金月額を日割りにするんだよ」と、今言われて気づきました。ここをもぎ取る方の注意力のすごさには驚きます。


そして最初に戻って「 A 」。賃金構造基本統計そのものがほぼ「全労働者」が対象なんだろうから、あらためて「全労働者」と言い直すことに疑問。「非典型労働者」など、ふざけるのもいいとこ。常用労働者? えっ、じゃぁパートさんとか日雇さんはどうなるのさ? 「そっか、労災法は労基法と密接なんだよなぁ」と、「労働基準法上の労働者」を選択。うん、社労士らしい導き方だ。まぁ、この人たちだけの賃金を抽出するのは大変でしょうけど。


控除7年も派遣会社への出頭命令も出ませんでした。数ある給付額も覚えたんですけどね。この問題で試されている能力が私にはありませんでした。

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