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あと1点の壁。やめるか、続けるか [平29:受験対策]

合格発表から1週間。


資格試験というのは、合格するか、撤退するかのどちらしかなく、「よくがんばりました。でも不合格でした」という評価には何の意味もありません。


不合格の人に対して、「それまでの努力は無駄ではありません」とか「がんばった自分をほめてください」とかいう励ましを見かけますが、「あと1点」で落ち続けた私の場合、何も響きませんでした。TACの学院長の言われるとおり、「結果が出ない限り、ただの人」なのです。


でも、これだけは言えます。「あと1点」で不合格になった受験生のみなさん。あなたはけっして合格レベルに到達していなかったわけではない。圧倒的努力が足りなかったわけでもない。勉強方法が決定的に間違っていたわけでもない。


足りなかったのは、合格ラインまでの「あと1点」という客観的な事実のみ。わずか1点の差で、人格が肯定されたり否定されたりするのは、おかしな話です。


ですが、再チャレンジをするかどうかについては、謙虚に考える必要があります。


「ここまで点数が取れたんだから、やめるのはもったいないよ」という声が聞かれます。ただ、「あと1点」の実力は今年の試験日の時のもので、来年の試験日までその実力を維持するのはとてもたいへんなことです。それに、来年は来年で、また妙な選択式が出題されるかもしれません。


試験勉強に関しては、「もったいない精神」は禁物です。


ここまでやってきた自分には十分にいたわってひと区切りし、試験を受ける必要があるのか、試験に受かる必要があるのか、受かってどうするのかを見直してみてください。「ベテランの余裕」は選択地獄に直結します。


そして、再チャレンジを決めたのであれば、その「たった1点」が取れなかった原因を徹底的に追究してみてください。どういう知識を持っていれば、どういう精神状態であれば、あの時あの解答を選ぶことができていたのか。


「あと1点」をもぎ取るための答えは、今のあなたの中にあります。


どうぞ、このブログの過去の11月から12月にかけての記事をお読みください。1点に苦しみ、そして立ち直り、合格にまでたどり着いた軌跡をつづっています。特に、みなさんから寄せられたコメントが秀逸です。


みなさんにとって「より良い決断」に役立てていただければ幸いです。



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さて、本日 [平29:受験対策]

ちょうど今から1年前、社労士試験受験生として7年連続で迎えた合格発表日。官報に自らの受験番号が載っている感動を初めて味わいました。


そして今、「代休と振替休日の違い」「定時決定と随時決定の違い」「確定拠出年金の投資教育」などについてお客様にご説明している自分がいます。


1年前は総務部でもない畑違いの業種・業務の管理職でしかなかったのですが、今では小さなベンチャー企業で、ただのコンサルとして働いています。


社労士試験に合格したことによって人生が大きく変わりました。いや、変えました。出会う人が変わりました。いろんな生きかたがあることを知りました。


人生100年時代。仮に定年が65歳だとしても、そこから先の人生に、まだ30年以上もあります。


将来の年金の心配をするくらいなら、支給停止になるくらい稼ぐことを目指したほうが健全です。そのためには、「いつまでも人から必要とされるスキル」と「いつまでも元気に働けるカラダ」を、今から養っておきたい。


遅ればせながら40歳も半ばに突入した私は、社労士試験の合格をきっかけにそこそこ安定していたポジションを捨て、厳しい道に飛び込みました。


40歳過ぎての手習いは、体力的に正直しんどいです。年収は激減し、預金残高が目減りしていくサマは心臓によくありません。


でも、大きくジャンプするためには、思いっきりしゃがむ必要があります。100年人生を思えば、まだ折り返し地点にも到達していません。


よゆーよゆー。


資格試験は「合格する」か「撤退する」かのどちらかしかありません。どちらの結果になっても、これから続く人生は自らが切り拓くものです。誰かがレールを敷いてくれるものではありません。


今、私は、自分で敷いたレールの行き先が正しいと信じて、走り続けています。


今日の日が、社労士試験受験生のみなさんにとって、100年人生を生き抜く重要な日になることをお祈りいたします。



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さて、11月 [平29:受験対策]

11月に入りました。


私の人生にとって、11月はとっても思い出深い月になってしまいました。


昨年まで7年にも続く間、社労士試験の合格発表があるこの月まで、受かるかどうかの状態で宙ぶらりんにされていたからです。毎年毎年、この11月が来るのにどれだけ待ちくたびれたことでしょう。


「来年に向けて受験を再開する」「合格後に備えて開業の準備をする」という猛者もいるようですが、私はただただ、合格発表日までの日を指折り数えることしかできませんでした。


受験生のみなさん、本当に良く、ここまで耐え抜きました。今日は土曜日。今から一週間後にはすでに判明した結果を受け入れていることでしょう。


合格発表までの一週間は、過ぎて欲しいような欲しくないような、なんとも言えない期間です。合格発表は官報でされますが、アクセスさえ順調にできれば、合否は本当に簡単に判明します。おそろしいほどに合格者の受験番号が飛び飛びなので、受かっていれば自分の受験番号が「パッ」と目に入ります。


そして自動的に、この2か月半の「待ち」の苦しみからあっという間に解放されます。受かっていても落ちていても。


おととしまでなら、合否発表と同時に補正基準についてアレコレ議論がなされ、恨み節が年末にかけて約1か月間ほど続くのですが、昨年は補正基準が発表されたこともあり、恨み節はあっという間に収束した記憶があります。今年はどうでしょうか。


この緊張感は受験生のみなさんしか味わえません。どうぞ、最後の1週間のドキドキをじっくり堪能してください。



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