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【本試験振り返り】選択式:社一 [平25:本試験振り返り]

私の解答はコレ。

A・・・財政安定化基金 ○
B・・・4,090円 ×
C・・・ブラジル ○
D・・・年金受給権者 ×
E・・・年金記録確認第三者委員会 ○

ここ数年、法令科目が続いていた中で「厚生労働白書」からの出題。白書はそこそこ読み込んだつもりでしたが、しょせんTACの「一般常識セミナー」に収録されている程度。ただ、そのおかげで「財政安定化基金」と「ブラジル」が取れました。今、見返せば「4,932円」も載っているんですが、まさか、ですよ。


「あと一つ取ればいい」と、気楽に取り組んだのが「4,932円」が入るべき「 B 」。「この措置による軽減効果もあり」と始まっていることから、第4期で4,160円まで上がってしまったところ、基金を取り崩すことによって少し下がったんだろうなと、「国語力」で導きますよね。


第1期が2,911円で第4期が4,160円だから、各期で400円ほど上昇したんだなと想定ができます。そのまま基金を取り崩さないと4,160円+400円=4,560円になってしまうところ、基金のおかげで「4,090円」に「軽減」できたんだな。うん、美しい流れ。


ただ、他の候補となる額に怪しさを感じました。

「3,293円」
「4,090円」
「4,932円」
「5,573円」

なぜ、「4,090円」だけ、10円単位でキリがいいんでしょう。ちょっとイヤな感じがしましたね。「これはダミーだよというシグナルかも」と思いました。


しかし、「4,932円」なんか選んで外した日には、「ここは国語力で取れますよね」と言われるのは明らかです。なので「4,090円」を選択。


さて、後半の問題。「年金記録の回復を申し立てられた方」と、いやにバカ丁寧な物言い。選択肢も「・・・でなかった方」「であった方」「生じている方」とあります。唯一、「年金受給権者」だけが乱暴な感じ。「年金の受給権を取得された方」とでも書けば良いのに。


ところが、問題を見ると「できる限り速やかな対応を図る観点から」とあります。「そっか、早くしないと年金受給権者が亡くなっちゃうもんね」などと解釈して、文全体のトーンがぎこちなくなってしまうのは、原典である白書にそう書かれているからなんだなと理解。「年金受給権者」を選んだわけです。


「年金記録確認第三者委員会」は、厚生年金特例法を勉強する中でテキストに、「年金記録確認第三者委員会の意見があった場合には・・・大臣はこれを尊重し・・・」なんてフレーズがあり、「意見」「尊重」のほうを穴埋め対策で覚えていました。「・・・委員会」のほうはノーマークだったんですが、かすかな記憶をたどることができました。


今回の問題、実務をやっている人には「 D 」と「 E 」は難なく取れるんでしょうか。平成20年からの制度というと、ずいぶん運用実績があるんでしょうし。「 B 」の介護保険料だって、そのスジには意外と有名な数字なのかもしれません。


何度読んでも文意が分からない、見当もつかない労災よりかはマシでしたが、知っている人には簡単、知らない人には難問。感想が分かれる内容だったと思います。

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