SSブログ

どの科目から解くか

何回か、仕事の理解度を試す筆記試験を作り、従業員向けにやったことがあります。試験作成係は私。そりゃもう、国家試験の受験回数だけなら負けませんからね。体裁からして、本格的な試験問題を作ります。

問題の配置にもひと味つけます。最初のほうにやや難問というか、選択肢が長文の問題を配置し、後半のほうはパッと解けるような、短文かつ簡易な問題を配置しました。ちゃんと全体を俯瞰して、解ける問題から取り組めるかどうか、要領の良さも試したわけです。

そうしたら、本当に驚くくらい、みんな最初の問題から解くんですね。あまりにてこずっているので、見かねて「解ける問題から解いていいんですよ」と声をかけたくらい。この傾向、対象が異なってもあまり変わりません。最初の問題から解く人の多いこと。

これ、社労士試験で言ったら労基・安衛ですよね。この科目、やたら選択肢の文章が長くないですか?読み解くのに時間がかかり、それでいて合っている自信もない。安衛なんて、初見の選択肢ばかり、とか。

ここでエネルギーや時間を消費してしまうと、あとに続く問題に影響が出ます。

よく見ると、雇用・厚年・国年などの選択肢の文章はそれほど長くありません。実は簡単だった、という年もけっこうありました。

この時期、「どの科目から解くか」をすでに決めている方は多いと思います。もし決めていないというのであれば、試験開始後、まずは問題用紙全体をパラパラ眺めてみてください。そして、一見、文字量が少なそうな科目から解いてみると良いかもしれません。

試験開始直後は緊張しています。文字量の少ない科目から取り組み、最初の1科目を25分程度(択一の場合)で終わらせれば、心にゆとりが生まれ、その後の科目も落ち着いて立ち向かえるはずです。





インズウェブの自動車保険一括見積りサービス

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。