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おかえりなさい! [平29:受験対策]

本試験、おつかれさまでした。選択式はうまく行きましたか?択一式は時間が足りましたか?


今はもう、何もすることもできません。多くの人はこれから11月の合格発表にかけて、あの掲示板やあのブログを見ては救済科目や合格ラインを推測し、不安になったりホッとしたりを繰り返すこととなるでしょう。


見るなというほうが無理かもしれません。


みなさんの今の気持ちや、当日の試験状況をご自身で記録してみてください。良くも悪くも記録に残しておくことで気持ちが静まり、どうすれば正答を選べたか、今なら思えることがあるはずです。


ゆっくりお休みください。



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行ってらっしゃい! [平29:受験対策]

祈ることはしなくてもいいと思います。祈るだけで受かる試験ではありません。


ただ、試験会場に着き、自分の席に着いたら、まず、その場所にたどり着けたことに感謝しましょう。


試験を受けると決めたその日から、みなさんは人生の一部を勉強時間に注いできました。しかし最後、その成果を発揮できる試験会場に無事にたどり着くことが何より重要です。例年、受験申込者の2割強、約1万人くらいは受験しない(できない)のです。


ちゃんと勉強はしていながらも、さまざまな事情で試験会場たどり着けなかった人は多い。それこそ、「運」でしかありません。食中毒にあたってしまった、子供が急に熱を出した、田舎の親戚に不幸があった、急に出勤しなければいけなくなった・・・。自分でコントロールできることばかりではありません。


試験会場にたどり着けた人は、まずその点での「運」は良かったのです。


間違いなく自分の席につけたら、みなさんを支えてくれた人たちを思い浮かべ、受験させてくれる「運」を呼び込んでくれたことに感謝しましょう。


さぁ、感謝の儀式を終えたら、そこからは一人旅。おセンチな感情は捨て、神頼みも運頼みもやめ、これまでつちかった知識とテクニックで試験に臨んでください。


行ってらっしゃい!



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過去の不合格にみる選択式対策(総括) [平29:受験対策]

7月17日の投稿で、以下のように記しました。

昨年の試験直前。選択式の恐怖から脱出する答えをネットに求めることをやめ、これまでの自分の受験歴に答えを求めました。膨大な時間をかけた実験データは、自分の中にあったのです。

その時の深い内省メモが、今、手元に大量にあります。

そのメモの最後に、「結論」と称して以下のようにまとめています。

  • 答えは本文中にある。
  • 悩んだら「他の受験生は何を選ぶか」を考えよ。勝手に自分のワールドを広げるな。
  • 専門用語を選ばせる時は、ダミーを全部入れてみよ。どこかに違和感があるはずだ。
  • 声に出さずに音読してみよ。その選択肢は読み上げておかしくないか。
  • 主語と述語を明確にし、何の知識を試しているのか明らかにせよ。
  • どちらかが正解であれば、他方も正解になりうる肢はダミーの可能性高。
  • なぜそのダミーを作ったのか想像してみよ。実はそれが正解ではないのか。
  • 作問者と会話しながら解け。彼らもダミーづくりに苦労している。作問者はそんなに悪い人じゃない。

もちろん、択一式で十分合格ラインに届くだけの実力があって初めて、上記のような「思考回路」が効いてきます。


これまで見てきたように、本試験の選択式はどこか人間くさいです。模試のような、緻密な計算がされた選択肢というわけでも無いように感じます。「作問する人も悩んでるんだな」くらいの視点が持てれば、少しは緊張感がやわらぐでしょうか。


問題は、選択式が午前中にあることで、昼休みの過ごし方によって択一式にダメージが及びかねないこと。昼休みには択一式に向けてテキストや問題集を開くことでしょう。その際、選択式で致命的な間違いをしたことに気づいた時、平静を保ったまま択一式に臨めるでしょうか。


できれば、昼休みに選択式の答え合わせはしないほうが良い。しかし、択一式に備えての準備もしたい。準備をすれば選択式の答えを見たくなってしまう。というか、目に入ってしまう。こればかりはなんともアドバイスのしようがありません。


私は何をしたかといえば、法改正テキストを軽く読んだくらいで、あとは軽い昼寝。


もう、すでに十分勉強はしたのです。わずかな時間でできることは少ないと、腹をくくるべきです。択一式の解答用紙の配布時に「それでは、必要なもの以外はすべてしまってください」と言われてから、「始めてください」と指示が出るまで、何もできない沈黙の時間がずいぶんあります。あの時間に、直前に仕入れた知識など、全部吹っ飛んでしまいます。


モノを言うのは、それまで血肉化してきた揺るぎない知識。択一式をベストな状態で臨むための昼休みの過ごし方を、今からイメージしてみてください。



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