SSブログ

【本試験振り返り】択一式:前半 [平25:本試験振り返り]

さて、ここからは択一式試験を振り返ります。問題の難易度についての講評は講師の方や合格者の方に譲るとして、一受験生が感じた「何でもないこと」をお届けします。


問題冊子が配布されて最初に感じたのが、「うっ、重い・・・」。そう、物理的に。ちょっと測ってみました(カッコ内は問題のページ数)。

平22年・・・82グラム(58ページ)
平23年・・・85グラム(58ページ)
平24年・・・85グラム(55ページ)
平25年・・・96グラム(60ページ)

※表紙から裏表紙までのページ数は昨年までが64ページ、今年が72ページ

気のせいではありませんでした。これまでの問題冊子に比べ、約10グラムのアップです。10グラムといったら、だいたい100円玉2枚くらい。これだけ見るとたいしたことないように思えるかもしれませんが、あのズッシリ感はイヤーな感じがしましたね。


表紙には「問題は60ページ」と記されており、「あまり時間の余裕は無さそうだな」と覚悟しました。


試験が始まり、いつものように健保から始めます。ここでつまづくと後に響きます。大事な「問1」を無難にさばいてひと安心。ただ、そのあとに難問が続き、結局、健保に要した時間が40分弱。ちょっとあせりました。


厚年・国年もおおむね各30分を要しました。昨年から導入された組み合わせ問題が今年も多用され、けっこう手こずりました。この形式だと、確実に分かる肢がひとつでもあれば一気に候補を絞り込めるのですが、そこは出題者も承知の模様。悩ましい組み合わせを用意していて、簡単に決められない仕掛けになっています。


国年では、年金アドバイザー試験と見まがうような事例問題が登場。さまざまな知識を総動員して解答する必要があります。それになぜか厚生年金があちこちに出没し、「今やってる問題って国年だっけ?厚年だっけ?」と、何度も確認してしまいました。問題文も長文モノが多く、試験問題を労基から始めて国年で終えるように取り組んだ人は、最後の最後で苦しめられたのではないでしょうか。


厚年の問題文では見慣れないものがありました。ふつう、「次の記述のうち、正しいものはどれか」と聞いてきますが、これとは別に、

「次の記述のうち、法令に照らして正しいものはどれか」

と聞いてきたのです。「法令に照らして」って、今までもそういう意味で聞いてたんじゃないの? なんだかウラがありそうだなぁと思いましたが、特に問題なく解答できました。


健保、厚年、国年を終えた時はもうグッタリ。ページ量が多いので覚悟はしていたものの、アタマのエネルギーをずいぶん消化してしまった気がしました。


ともあれ、社会保険3科目が無事に終了。マークシートを見るとマークの並び方も悪くない。そこそこの手応えを感じ、おもむろに手を挙げて試験官の方をお呼びしました。


「すいません。トイレへ」


(後半に続く)

------------------------------------------
ココでも多くの社労士試験ネタが読めます
にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
社労士試験ブログランキングに戻る≫≫≫
-------------------------------------------


コメント(1) 
共通テーマ:資格・学び

【本試験振り返り】選択式:厚年・国年 [平25:本試験振り返り]

私の解答はコレ。

≪厚年≫
A・・・平成3年 ○
B・・・3分の4 ×
C・・・戸籍法 ○
D・・・10日 ○
E・・・7日 ○

≪国年≫
A~Eとも○


雇用の時と同様、厚年「 B 」の誤りが解答速報を見て分かったときも、「えーっ!」とあられもない声を出してしまいました。知ってますって!「5分の6」が正解でしょ。計算問題だってできますよ。


これも難問・奇問のせいでしょうか。いや、易問だという余裕からミスって「3分の4」にマルを付けてしまったものの、思いのほか他科目で時間を食われ、まったく見直さなかったのが原因です。


厚年が4択になっているのは、「 D 」と「 E 」のためなんでしょう。どちらにも「7日、10日、14日、1か月」という選択肢が用意されています。つまり、「 D 」も「 E 」も同じ期間の選択肢を選ぶことができます。


「13日」とか「20日」とか、あまりに適当なダミーを1個の穴に対して3個、合計6個並べるより、極めて怪しい数字を2回使ったほうが受験生をだませると思ったんでしょうね。「 D 」「 E 」ともに同じ期間を入れた受験生は多かったと思います。


国年は直球ど真ん中でした。法改正ネタでしたし、基本的なことを問う内容でした。一番、癒された問題です。ただ、そのように思う受験生は私ばかりではないようで、TACや大原の集計データによると平均点は4点を超えています。


いやはや、本当に疲れた選択式試験でした。

------------------------------------------
ココでも多くの社労士試験ネタが読めます
にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
社労士試験ブログランキングに戻る≫≫≫
-------------------------------------------


コメント(0) 
共通テーマ:資格・学び

【本試験振り返り】選択式:雇用・基安 [平25:本試験振り返り]

私の解答はコレ。

≪雇用≫
A・・・日雇労働者 ○
B・・・日々雇用される者 ○
C・・・2か月 ×
D・・・18日 ○
E・・・30日 ×

≪基安≫
A~Eとも○


解答速報を見て答え合わせをしている時、「えーっ!」と一番大きな声をあげたのは労災や労一ではなく、実は雇用でした。


労災や労一は、「あぁ、やっぱり外れたかぁ・・・」とションボリ正答を受け止めたんですが、雇用の場合はもう、ショックでしたね。5点取ったつもりでいたんですから。難問だらけのあせりで落ち着いて解答ができなかったようです。


もともと、日雇労働者の定義は正確に記憶できていない弱点でした。「各月において18日以上」という規定は、いつも「26日」だの「13日」だの入れていましたし、「30日」か「2か月」かも混同していました。なのでこの問題を見たときは小躍りして喜びました。手を打っておいて良かったと。


だからなんでしょう。やっと自信をもって答えられる問題が出てきた安堵感で、問題をしっかり読まずに解答してしまったのです。けっこうケアレスミスしている方、多いんじゃないでしょうか。


基安は、文章量のわりに論点はシンプルなものでした。私の場合、国年から取り組み最後に基安をやるのですが、問題を見た瞬間、あまりの長文に「もう勘弁してくれよ」と思ったものです。分からない問題は飛ばしていたところ、ほとんど飛ばして基安まで来てしまったために、「これじゃ点取れないじゃん」とかなりへこみました。


それでも鼻をつまんで問題文を読むと、安衛の問題が実は簡単で、労基も何度か読むと簡単なことを難しく言っているだけでした。ただ、こういう問題でもどこかにワナがあるはずと疑ってしまい、「ホントにそうか?」と簡単に基安を離れることはできませんでした。


科目別で見ればたいした難易度でなくても、労災や社一などの奇問と取り混ぜてあの80分の中で解答するとき、易問も時として難問に化けてしまうものです。

------------------------------------------
ココでも多くの社労士試験ネタが読めます
にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
社労士試験ブログランキングに戻る≫≫≫
-------------------------------------------


コメント(1) 
共通テーマ:資格・学び



インズウェブの自動車保険一括見積りサービス

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。