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合格しても悩みは続く・・・ [転職]

見るものすべて、キラキラしています。クリスマスのネオンも、お正月飾りも。


社労士試験に合格したという一事をもって、なんとなくやり切れない思いで過ごした過去6回の年末年始とは、明らかに異なる心境です。


一方で、現実にも直面しています。


せっかくひとつの会社に集まった人たちが生き生きと働ける組織づくりの役に立ちたい、という思いで役員に人事部創設を直談判するも、「時期尚早」といわれて却下され、ならばと自分の本気度を示すために社労士試験にチャレンジし始めたのが2010年。


月日は流れ、ようやく「その時」を迎えた今年。しかし会社が大規模再編をすることになり、人事部創設どころの話ではなくなってしまいました。どちらかというとリストラのほうにシフトしているので、今、人事をやっていたら過酷な現場に直面していたかもしれません。


外の世界はどうなっているだろうかと、ちょっとばかし人事系の転職先を探してみました。すると、これが厳しい。一見、募集はたくさんあるものの、40過ぎて給与計算も社会保険の手続きもしたことが無いオッサンなど、いくら社労士試験に合格しても引き受け手がありません。仮にあったとしても、相当な年収減を覚悟しなければなりません。そりゃそうです。新人も同然ですから。


じゃぁ、手続き系の実務経験よりマネジメント経験が求められる人事・組織系コンサルならどうか。「未経験者歓迎」と書いてあるし。


ところが、実際のところは20代から30代前半がリミットだとはエージェント氏の弁。40代であればコンサルの経験が求められるとあって、社労士試験の合格証書はもちろん、マネジメントの経験など何の役にも立ちません。


独立? いやいや、そういう目的で受験を始めたわけではありませんし、そもそも事務指定講習だって申し込んでいません。


結局、これだけの苦労をして勝ち取った合格であっても、あたりを見渡せば何も変わっておらず、私もその日常に戻るだけ。これまで築いてきたホームポジションに引きずり戻されてしまいました。


「自分のポジションがあるだけいいじゃないか」。


確かにそのとおりです。ただ、そのポジションがこれから先もあるのかと言えば、話は別。勤め先は今、大きな転換期を迎え、この先50代、60代と長く働けるのかどうか、怪しくなってきました。仮に働けたとしても、それはかつて自分が作ろうとした、「従業員が生き生きと働く会社」になっているんだろうか。


私が就職したてのころは「就職氷河期」の真っ只中で、まともに正社員として就職できたことだけでもありがたく、かつ20代、30代のころは目の前の仕事に集中できる環境でしたから、遠い将来のことなどに考えずここまで来れました。


う~ん、何とも酷なタイミングで選択を迫ってくるよなぁ。なまじ、社労士試験に受かってしまったから、いろいろ考えてしまう。


もし、まだ受かっていなければ、今度こそ本当に社労士試験から撤退して目の前の業務に邁進するだけ。転職するにしても、これまでの制作や営業の経験を引っさげるしかないわけだから、社労士試験の知識は不要。というか、採用側からすれば「余計な知識」を持った40代は扱いにくいかもしれない。


再チャレンジを続けるのであれば、この先直面するであろう現実など考えずに、「合格」という分かりやすい目標に向かって突き進めばいい。


さぁ、困った。合格したらスッキリするかと思ったら、ますます暗闇の中に引きずり込まれる感じです。まさに、ひとりキャリアコンサルティング状態。


でもね。なんか、楽しい感じもするんですよ。初めて人生を切り拓く瞬間に立ったというのか。


偏差値教育、受験戦争、就職氷河期、失われた10年・20年と、外部環境によって限られた選択肢の中から進むべき道を選び、ところてんのように押し出されるように歩んできたこれまでの人生。今まさに、進むか止まるか、右か左か、決断を迫られている。しかもこの決断は、この先の人生の歩む道をも左右する。


フフッ、おおいに結構じゃないですか。




2017年、飛躍の年にしよう。


みなさんにとっても良い年になりますよう。



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