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受験反省会2・・・過去問との付き合い方 [受験反省会]

今でも時間を無駄にしたと思う勉強法、それは過去問との間違った付き合い方。


「いきなりテキストを読まず、過去問から取り組め」という先人の教えに従い、1年目に購入した市販の過去問が良くなかった。本試験形式で過去5年分、1年単位で収録されているタイプです。


問題を解いたところで、書いてある意味が分からない。巻末の解説を読んでも意味が分からない。「問題文のとおり」とだけ書かれた解説で分かるわけもない。問題と解説を行ったりきたりするのも面倒だ。テキストで該当箇所を探すも、本試験の1問に収録される5つの選択肢は当然条文順やテーマ別に並んでいないものが多いので、テキストもあっちを開きこっちを開き・・・


こんな調子でやるものだから、一向に先に進みません。結局やり切れずに終わった1年目。


2年目になって出会ったのがヤマ予備の過去問答練(この時はまだ書籍化されていなかった)。山川先生厳選の問題が科目別に収録されており、解説も充実していましたが、いかんせん問題が厳選され過ぎて問題数が少なかった。絶対的なインプットが少ないままなので、模試をやってもあまり得点に結びつきませんでした。


そしてようやく出会った一問一答式の過去問。これもヤマ予備で調達しましたが、やり出したのが6月も終わろうとしていた時で十分に回しきれず。ただ、本試験で手応えを感じました。


3年目。もう過去問は一問一答式と早くから決め、TAC『ナンバーワン社労士』の過去問題集を購入。7年分(現在は10年分)が収録されているボリュームで、相手にとって不足ナシ。各問題が条文順・テーマ別に分かれているので、同じような論点をさまざま角度から眺めることができます。横に置いたテキストがあっちやこっちに行くこともなく、テキストを読みながら、なるほどこの条文はこういう形で問うてくるのかと、本試験での論点がよく見えてきました。


このやり方であれば「過去問からやれ」という意味も分かります。条文順・テーマ別過去問で同じような論点の問題をいくつか解く。いや、いきなり解説を読む。その論点が記述されているテキストを探して読み込む。記述内容を正確に理解してからもう一度過去問を解く。なんだ、そういう意味だったのかと理解する・・・


ここまでやり尽くしたら、今度は本試験形式で過去問をやります。もう、満点が取れるはず。しかし、やってみると5肢択一式の「妙」に遭遇してわずかに失点。一問一答式では「簡単」と思っていた問題が、5肢とも「簡単」と思っていた問題がずらりと並んだりしていて、「うんっっっ、どれが正解だ?」と考えさせられるのです。一問一答式で論点をていねいに理解していないと、いざ出題された時に正確に答えが導き出せないことがあります。


その一方で、一問一答式で「こんな問題、どうやったって分からんよ」というほどの難問に出くわすことがあったとしても、本試験形式では確実に正解が分かる他の選択肢のおかげで、真剣に悩む必要のない肢だったりします。本試験ではあくまでも他の選択肢と比較して正解を導き出せるので、一問一答式よりも正解を導き出すヒントは多いといえます。


もうちょっと早く過去問とうまく付き合えていたら、選択式の壁にも早く出会えて十分な対策が打てたんじゃないかなぁ・・・と思うのは敗戦の弁。



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受験反省会1・・・テキストの読み込み [受験反省会]

まずは過去問からやってみろ、という勉強法があります。テキスト(基本書)を読むのは後回しにして、です。


テキストには試験に出るところと出ないところが載っているから、過去問をやりながらテキストで該当箇所を探し、そこにマーカーなどで印をつける。最終的にマーカーの付いたところが狙われやすいということだから、そこを重点的に読めば効率的だという理屈です。


私もこれ、やってみました。そうしたらテキストがマーカーだらけになってしまったんですよね。市販の社労士試験のテキストは、あれだけの科目をたった1冊にまとめているだけあって、すでに試験に出やすいところだけが絞り込まれているようです。


そのことに気づいてからは、それはもう、テキストを全ページ読み込むことに徹しました。アカ字・太字はもちろん、小さな文字で書かれている情報もしっかり読み込み。おかげでページのレイアウトが目を閉じればうっすらと浮かぶほどに記憶に残るようになりました。


読み込んでみれば、広い広いと思っていた試験範囲も目が行き届くようになり、得点の上昇につながりました(ただし、法改正や白書は別途手を打つ必要がありますが)。


1年目、2年目にはこれをやらなかったから得点できなかったんだと断言できます。過去問や予想問題集を解くだけでは本試験には太刀打ちできません。


とにかく鼻をつまんで、信じたテキストの読み込みです。とはいえ、ただ読むだけでは記憶に残りません。そこで過去問の登場です。


※11月26日、一部加筆修正しました。



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