売上げはすべてを癒やす、か?

台風で電車が動きません。やむなくカフェで待機中です。


ところで、ウチの会社も世間並みにうつ病による休職が相次いでいます。なんでも、所属する健保では、傷病手当金の申請理由のうちの６割強が精神疾患に関連するものだということ。これは多い・・・


ただ、本当に病気なのかどうかの見極めが難しい。以前、うつ病で休職中の社員が社内サークルでの呑み会に参加し、その楽しそうなひと時の写真が社内報の誌面を飾って問題になりました。


また、なぜか１年６カ月だけ休職する社員も多いんだとか。そうです。傷病手当金を満額キッチリもらってから復帰するわけです。総務部長は、「今どきの病気はちょうど１年６カ月で治るのよ」と苦笑しています。


そんななので、こころの不調系に対してウチの総務部は厳しいです（表向きは柔和に接しますが）。この前なんか、休職中にすべき総務部への定時連絡を、再三の注意にもかかわらずしなかったうつ病の社員に対し、「懲戒処分を下す」といって大騒ぎしたことがありました。結局、その社員は復職することなく辞めてしまいましたが。


また、新入社員面接の際、総務部の面接官の質問が、

「これまで理不尽な経験をしたことがありますか？それをどう乗り越えましたか？」

というもので、質問の真意は「うつ病にならないか見極める」ためらしい。う～ん、ちょっと違うだろう。「苦労」は乗り越えても「理不尽」は乗り越えるばかりじゃなかろうに。とはいえ、休職になった社員は総務部が担当するので、よほど苦労しているのでしょう。


かつて、会社の景気が良かったころは今よりはるかに労働時間が長かったのに、こころの不調による休職者は一人もいませんでした。やっぱり、「売上げはすべてを癒やす」のでしょうか。そうなると、ウチは苦しいなぁ。


おやっ、電車が動き出すようです。それでは、売上げ拡大目指して行って参ります。

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