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そして選択式試験が始まった [平24:3回目の挑戦]

平24年(第44回)試験に向けての勉強スタイルや本試験の様子、そして選択式基準点割れ(社一2点)の不合格でどん底に突き落とされるも、なんとか立ち直って4回目の再挑戦を志すまでに至った経緯を書き綴っています。なにかの参考になるでしょうか・・・

【第8回】
長い昼休みを経て、いよいよ選択式試験です。選択式の恐怖は、たった5個の穴埋めをすれば良いだけなのに、全ての科目で3個以上正解しないと不合格に直結するという「余裕の無さ」にあります。


択一式は、各科目において10点満点中最低4点を取る必要がありますが、たとえ1問くらい分からない問題に出くわしても他の問題で何とか4点はクリアできます。しかし、選択式は問題数がたった5問しないところに持ってきて、2問しか間違うことが許されません。内容が簡単かといえばそうでもなく、紛らわしい選択肢が多数用意されており、最悪の場合、ひとつ誤った選択肢を入れることで他の選択肢まで間違ってしまうという危険もあります。


過去には「難易度の調整」という名目で合格最低ラインが3点から2点や1点に引き下げられたこともありますが、どういう場合が調整されるのかが不明確であり、アテにできません。あくまでも3点死守で臨みます。


さて、最初にマークシートの解答用紙が配られました。これを見て多くの受験生が、こう思ったことでしょう。「今年は厚年では救済ナシか。絶対に落とせないな」と。


「難易度の調整」、別名「救済」。選択式で2点を取ってしまった受験生は、合格発表までの長い間、救済があるのかないのかで苦しい思いをします。


解答用紙は普通、20肢択一式の問題形式に合わせて、マーク欄が穴埋め問題ひとつごとに20個用意されています。
101.jpg

しかし、平24年試験では厚年だけ、穴埋め問題ひとつに対してマーク欄が4つしかなかったのです。
102.jpg

この方式、平23年の労一で初めて採用されました。20肢択一式に比べれば4択のほうが普通は難易度が下がります。ところが、わざわざ4択にするには理由があり、この年の労一の問題は極めて難しいものでした。後日、各予備校が集計した低めの平均点がそれを裏付けています。にも関わらず救済はありませんでした。「4択にして難易度を下げているんだから救済はしないよ」という出題者の意図を感じずにはいられません。


もう、緊張はピークに達します。「いったいどんな問題を出す気なんだ!」。そして試験開始。さっそく厚年の問題を確認します。案の定、4択問題。でも、選択肢を見るとそれほど難しくない。これはいけそうだ。他の科目はどうだ? うん、どれも3点は固そうじゃないか。おっ、社一は「社労士法」で来たか。でも、読めば分かりそうだ・・・


80分の試験開始直後は、「なんとかいけそうだ」という安堵感でホッとしていました。

【第9回へ】

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