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【本試験振り返り】選択式:労一 [平26:5回目の結果]

私の解答はコレ。

A・・・約2% ○
B・・・101人 ○
C・・・就労条件総合調査 ×
D・・・標本統計調査 ×
E・・・有給休暇日数 ×

なかなか覚えにくい統計数値の中でも、男性の育児休暇取得率は極端に低過ぎて覚えやすい。これまで順調に伸びてきた取得率も、直近の数値は男女とも悪化したんでした。


次世代法もやっと出たかって感じ。「101人」はこの法律で覚える数少ない論点ですが、そもそもこの法律まで勉強できていた人がどれだけいたか。ただ、大原の模試(選択式)で「100人以下の事業主は努力義務」というフレーズで出ていましたから、ちゃんと復習していたら余裕だったかもしれません。


問題はC、D、E。そうか、今年はたったこの3つの穴だけが難問なんだなと覚悟し、他の科目を早々に終わらせ、マークも終わらせ、かつ労一A、Bのマークも終わらせ、30分以上ずっと考えました。


まず埋めたのが「 D 」。候補となる「一般統計調査」「基幹統計調査」「悉皆統計調査」「標本統計調査」から絞ります。


「ヒントは本文にある・・・」とうなりながら見つけた言葉が「調査対象となった事業所に対して」というフレーズ。


「おっ、全数調査に対してサンプル調査という意味だな」と考え、「標本統計調査」を選択。文章的には間違っていないと思うんですが、ここでは調査手法たる普通名詞ではなく、統計法にある固有名詞を問われていた模様。う~ん、そう来ましたか・・・


あとは「 C 」と「 E 」。文脈上、これはセットなんだなと分かりました。私は、

Cが「就労条件総合調査」であれば、Eは「有給休暇日数」
Cが「毎月勤労統計調査」であれば、Eは「出勤日数」

というところまでは絞りました。「労働力調査」では現金給与額は分からないだろうし、「賃金労働時間等制度総合調査」は「制度」の調査だろうから本文趣旨から無関係かと。


必死にTACの一般常識セミナーテキストを思い起こします。どちらも十分勉強した統計調査。テキストの作りは、労働力調査から始まって毎月勤労統計調査、その次に就労条件総合調査だったか。でも、各調査結果とそれに対応する調査名称が正確に思い出されません。


あらためて本文を読み返すと、「労働時間の他に、常用労働者数、パートタイム労働者数、現金給与額・・・」とあります。


うん?毎月勤労統計調査みたいに「毎月」調査するもので「常用かパートか」などといった雇用形態までを考慮するのか?そんなの年に1回やればいいんじゃないか。それに、毎月勤労統計調査って「賃金調査」であって「労働時間」も調査対象なの?


毎月勤労統計調査は、労災や雇用での「自動変更対象額」改定などで登場することもあり、「賃金データ」を知るための調査だという印象が「雇用形態を調べてどうすんのよ」という思いを強くしたわけです。


一方、「就労条件総合調査」であれば賃金、労働時間、休日・休暇など、働くための条件を総合的に調査していそうな感じで、文章的にしっくり来ると感じました。


悔やまれるのは、もはや「 A 」「 B 」の2問に絶対の自信がある中、あと1点取れば良かったところを「 C 」も「 E 」も取りに行こうとしてしまったこと。「 C 」に「就労条件総合調査」を入れたのあれば「 E 」には「出勤日数」を入れておけば良かったのです。変則ダブルマークといったところか。


労一で3点取れた人のコメントを読むと、「毎月勤労統計調査しか知らなかったからコレを入れた」という方も多いようです。そういう意味からすると、ベテランになればなるほど中途半端な知識が増え、シンプルな解答ができなくなってしまった感があります。


いったん、今の知識をリセットするしかありません。


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コメント(23) 
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コメント 23

コメントの受付は締め切りました
みいころ

バロンさん、すごい!

そんな統計のところまでとても詳しく勉強されてて
完璧なのに、ちょっと深読みしすぎてしまったのですね。

「毎月勤労統計調査」であれば、Eは「出勤日数」

なら4点取れてたのに・・・

そこまで知識があるのに、悔しい!

救済していて欲しいですね。 ほんとにお疲れさまでした。

私はC,Dをダブルマークで「毎月勤労統計調査」にしました。

Eは有給休暇と出勤日数でなやんでなやんで有給に^^;

なのではるかに、C,D,Eの理解が私より高いのに・・・と

合格ってほんとに紙一重だと思います。


by みいころ (2014-08-27 11:41) 

みいころ

ちなみに、就労条件総合調査 ってこんな調査らしいです。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/chousa.html#link03
by みいころ (2014-08-27 11:50) 

たろう

〉「 C 」も「 E 」も 取りに行こうとしてしまったこと。「 C 」 に「就労条件総合調査」を入れたのあれば 「 E 」には「出勤日数」を入れておけば良 かったのです。変則ダブルマークといったと ころか。


2か0かの一か八か、あるいは1点だけでも確保するかの究極の選択ですね。
生真面目な人は後者はできないかも。

5点しかないなかで2点が連動しているというのは、足切りがあるなかで残酷ですね。
by たろう (2014-08-27 15:13) 

4回目

こんばんわ。私は社会福祉士の新カリキュラムで加わった「社会調査」って科目を必死に勉強していました。その中には毎月勤労統計も就労条件総合調査も載ってました。6年前勉強したテキストを見るとしっかりアンダーラインが引いてありました。でも本試験にはアルファとベーターの分析についてとかわけのわからない問題がでましたが、「何なにも何なにもありえる」って文章は正しい文章の場合が多いって正解を重ね7点中6点取ったことを思い出しました。
今回もケアマネの有効期間とか自分関連の問題が出てくれたのに択一は46って、、まあだめだったら私は来年がんばります。


by 4回目 (2014-08-27 20:48) 

ぽんた

全国社会保険労務士連合会にお布施額を考えると、そろそろ潮時かー。
by ぽんた (2014-08-27 20:57) 

353

初めてコメントします。
私もバロンさんと同じ思考で終了10分前にCDEを書き換え…2点だと思います。試験後仲間と打ち上げてた時に労一選択の話が出て、帰りの電車で待ちきれずにスマホで単語検索をしたら…厚労省HPに設問そのままの文章を見つけてしまい、取り返せない誤ちに呆然となりました。自室に戻り涙が溢れました。
バロンさん、リベンジ無くして終われませんよね!
by 353 (2014-08-27 22:27) 

なかしま

私は、労働時間の「実態」を知るのであれば、就労「条件」総合調査は違うな…と判断しました。労働力も、「事業所を対象」と合わないし、悉皆は読めないくらいなので罰則設けるほどメジャーな調査なら馴染みが無さ過ぎるのはあり得ないだろう、と。
でもこれも結果論ですよね。
出勤日数は全く分かりませんでした…。
by なかしま (2014-08-27 23:22) 

ゆう

お疲れ様でした。

学ぶほど、深読みしてしまうのは悔しいですね。

気休めかもしれませんが、救済の可能性もゼロではないかと思いますので、今は心身を労わってください。

社労士試験を、合格しょうがしまいが、
坊やにとって大切なお父さんであることには変わりありません.



by ゆう (2014-08-27 23:24) 

nishi

バロンさん、おはようございます。
社労士試験お疲れさまでした。
バロンさんは「社労士試験」に合格する力は十分持ち合わせております。運が味方しないだけです。択一で50点を超えた段階で合格圏内、合格予備軍です。今の試験のように全ての科目で足切りがあり、さらに1題の出題となると、どうしてもできない問題に当たってしまいます。なので、あとは、合格をゲットする時を待つだけです。ここまで来たんです、ご家族の方に「合格証」見せてあげてください。私からのお願いです。
by nishi (2014-08-28 05:55) 

shige

はじめまして。shigeと申します。
初めてコメントさせて頂きます。
ブログ拝見させて頂きまして、私も総合点は上回っていますが
労一のみ2点、しかもA~Eまで全く同じ内容でした。
しかも分析の仕方もほぼ同じです。。
もう1年頑張るか、悩んでいます。
by shige (2014-08-28 11:12) 

poririn

私の場合は、バロンさんと逆でした。
Cが「就労条件総合調査」であれば、Eは「有給休暇日数」
Cが「毎月勤労統計調査」であれば、Eは「出勤日数」
というところ、までは同じなのですが、不勉強のため、A、BはAしか確信がなく、1点では、「就労条件総合調査」と「出勤日数」いう変則ダブルマークが使えません。
何としてもこのC、Eで2点を取るしかなかったのです。
BとDの4分の1サイコロにかけるのではリスクが大きすぎます。
昨年の選択式労災法の「賃金構造統計」で火のような批判を浴びたはずですが、その対極(というか夫婦関係?)にある「毎月勤労統計調査」を出すことで、「今年は奇問は作りませんでしたよ ね?」という皮肉を込めたメッセージだと裏読みしました。たぶん全然見当違いだと思いますが、結果オーライでCが「毎月勤労統計調査」、Eは「出勤日数」を書き込んで、3点セーフ。
ちなみにB,Dは、外れてました。

やっぱり、選択式には「運」がありますね。

by poririn (2014-08-28 20:18) 

yasu

はじめまして。
いつも昼休みにブログを拝見させていただいております。

本試験お疲れさまでした。
私もバロンさんと同じ幕張メッセで3回目の試験を受けました。
結果は択一56、選択37(労一2)、バロンさんとほぼ同じ分析でCDEを選択しました。
一昨年の社一1、昨年の労災1という3年連続での足切りとなりショックから立ち直れていない状況ですが、しばらく休んでまた前に進んでいこうと思っています。
バロンさんもまずは疲れを癒してください!

by yasu (2014-08-28 20:49) 

ぎり合

いつもブログ拝見しております。昨年合格したものです。管理人さんの場合、受験生としての知識はあるものの合格するためのセンスが足りないといったところでしょうか。悩みながらもまた来年受験するのでしょう。頑張ってください。おつかれさまでした。


by ぎり合 (2014-08-28 22:02) 

ぼんやり

はじめまして。はじめてコメントをさせて頂きます。同じ社労士を目指す者として、良くブログを拝見させて頂いていました。

バロンさんの本試験の報告を拝見し、呆然としました。

私は今年3回目の受験でした。1回目はお恥ずかしい話記念受験で点数はお粗末な物でした。2回目は、準備を十分したにもかかわらず労災の一点に泣きました。

本試験の選択式 労一を見たとき、今年はこれか!と思いました。ABはすんなり入りましたが、やはりCDEは悩みました。

Cに毎月勤労統計調査を入れる事ができたのは罰則がある事。労災の給付基礎日額のスライド率を決める為の調査だから、これなら罰則があるはず!!と思い毎月勤労統計調査を選びました。

バロンさんは合格出来る知識は十分にあると思います。救済の可能性は0ではないと思うので11/7を待ちたいです。

by ぼんやり (2014-08-29 11:52) 

れんげ

わたしも選択では労一が一番の壁だと感じました。
後回しにしたのも同じです。
Aですら、2%か4%かで迷いました。
5つとも自信がなく文脈から推測でうめて、5点とれました。
平均給与額を出すには人数のデータが必要だろうし、
人数と給与額のデータを取るなら勤労統計しかない、と推測。
統計に罰則があるなんて、よっぽど大事な統計なんだ、
と考えて基幹を選択。
ただ、この時にこのように考えれたのは
事前に文脈から解け、と言われたことが脳にへばりついていたこと、
絶対文脈からわかる、と強気だったこと、
うまく脳が働いてくれた運があったと思います。
わたしも、択一で基準割れです。来年また受けるか、
本当に悩みます。他はどの科目も高い点を取れて、
たった一つだけで。もうこんな思いしたくない。
でも、今は決めません。少しリフレッシュしましょう。
またやりたくなったら、やればいいと思ってます。
by れんげ (2014-08-29 12:56) 

たけぼう

泣くな、バロンさん!(いや、一緒に泣きましょう。)
初めまして、バロンさん。私も全く同じ境遇の選択難民の一人です。

57-37・「労一2」で沈みました・・・。
C,D,E回答の根拠思考も全く同感でビックリしました。

下手な周辺知識さえなければ無知で素直にマークして1点は取れていたと思います。考えすぎました・・・。

今年41歳、小3の息子と5歳の娘がおります(似てますね)。
職業も専門外の山林作業員(森林組合)やってます。

毎年、子供たちに「来年の夏休みは必ず旅行に行こう。」と約束し、
その度に守れなかった。貴重な子供時代の夏休みの思い出が、
私の試験勉強の犠牲になってゆく。

文句の一つも言わず黙って見守ってくれた家族に報いることは今年
も出来ませんでした。

去年の「災1」で涙をのんだリベンジを果たすべく万全の態勢で臨んだ3年目。模試の結果もほぼ順調で、大きな手応えを感じて臨んだ本試験でした。

社労士試験の神様は、本当に厳しいお方ですね。
でも私は、その厳しい神様にいつかは認めてもらいたいです。
「汗と、涙と、多大な時間と、家族の愛」がパンパンに詰まった風呂敷を、どうだと言わんばかりに神前に広げて。

バロンさん、絶対に負けないでください。
私も頑張ります。
そして来年こそ、人目をはばからず大いに泣きましょう。



by たけぼう (2014-08-29 14:00) 

あ

Dは、文脈から考えると『標本調査』でも正解だと思います。
私も実は、『標本調査』にしましたが…

試験問題としては、少し問題があると思います。
by あ (2014-08-29 17:03) 

りんこ

始めまして。
ブログ村から訪問致しました。

…もう何か…過去2度、選択1点不足足切りに返り討ちされた経験があるので、今のバロンさんのお気持ちを考えると自分の事のように泣けてきました…

私はお恥ずかしながら今年で6回目の受験、ようやく今年で「日本の夏・社労士試験の夏」から脱出できそうです…´д` ;

今はまだ何も考える余裕はないかもしれませんが、バロンさんより受験回数が多いヤツもここにいますょ…という事を少しだけ励みにして頂けば…

救済が入る事を切に祈っております!
by りんこ (2014-08-29 17:10) 

67才無職の受験生

 バロンさんのブログを昨年より読ませてもらっておりますが、表現力・文章力に優れ、頭脳明晰な方と判断しておりました。勤務先の首脳陣も貴方様の能力を見逃すはずはなく、将来の重要な戦力として考えていると思います。今回のバロンさんの結果は、現在の職務に没頭させるため、あなたの意に反して首脳陣が不正解を選択させているのです。私は今回の事態をそのように考えます。40歳からの10年間は、人生において最も力の発揮できる時期です。、合格の可能性が残されている中ではありますが、一人の先輩として今後の参考になればと投稿させていただきました。今後の貴方様のご活躍を願っています。
 
by 67才無職の受験生 (2014-08-29 17:27) 

きん

>変則ダブルマーク

こういう言い方もあるんですね。
自分はこのように解答が「テレコ」の状態になっている状況で、2点を取りに行かず、1点だけ確実に取りに行く方法を自分で勝手に「送りバント作戦」って呼んでました。
ひとつアウトはくれてやるから、確実に1点を取りに行く!

決して邪道でもなく、恥ずかしい方法ではないと思いますよ。
いわゆるひとつのテクニックです。
出題する側も受験者が失点するように、失点するように仕向けてくるわけですから、受験者側は1点でも得点するようにするだけです。
それだけです。

バロンさんは充分な知識量に裏付けされた自己分析もできる方ですね。
救済措置がないとは決して言い切れません。
決して望みを捨てないでください。
あきらめないでください。
意志あるところに道は開けます。
by きん (2014-08-29 20:04) 

ドラゴン

今回の本試験直前にバロンさんのブログを知ったドラゴンです。
皆さんのコメントを読んでいると試験に合格するのは大変なことを痛感します。諦める人も多いけど理解できる。私自身、今回の試験も△でした。
一方、仕事上たくさんの社労士と連携しますが、素敵な士業であると感じます。人に寄り添える温かい仕事に触発されます。
10年近く勉強して弁理士になった友人に合格のコツを聞いたら「合格まで受けつづけること」と言われました。
でも次で最期にしようと思ってます。友人の言葉の本当の意味は、「ホントの覚悟がないと永遠に合格しない」ということであることを五回目の受験で思い知ったからです。
by ドラゴン (2014-08-29 23:23) 

TORO

ABは自信をもって記入。
そしてCDE。

私は先ず問題文からDに「基幹」を選択しました。
「れんげ」さんと同じく重要な調査だという理由から。

Cについては、「毎月は簡単すぎるだろう」との深読みからハズレ。

Eは「日数」に関係することまでは絞れたが、「有給」を選んでハズレ。

以上ABDで3点でした。
予備校の調査などではCの正答率が最も高く、Dが最も低かったようですね。
by TORO (2014-10-16 00:05) 

バロン

>TOROさん

コメントありがとうございます。「重要な調査だ」という理由で「基幹」を選べるなんて、すごいなぁ。重要度でいったら「労働力調査」だって負けてないと思うんですよ。

それにCの正解を取った人の理由を聞くと、「毎月勤労統計調査しか知らなかったから」というのが多い。う~ん、「就労条件総合調査」も「労働力調査」も私は中途半端に知っていたから、まさかそれが裏目に出るとは・・・
by バロン (2014-10-16 21:32) 




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