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社労士試験は2回で受かりなさい [平26:5回目の挑戦]

4回受けて、いまだ合格していない人から言われたくないって?


でもこれは、社労士試験にどっぷりハマッてしまった身からの率直な感想。


今、5回目の試験に向けて、昨年の模試と実際に受験した際の過去問をひたすら解いています。

20140122_kakomon.jpg

もう、過去問コレクターですな(泣)。


これだけ過去問をやり続けて思うのは、「なんでこんな問題で失点したんだろう」という問題が多いこと。特にもったいなかったのが2回目の平23年試験。「これまでの受験成績」でも明らかにしていますが、選択式で基準点割れが無かったのに択一式で3点届かずの不合格でした。


この3点、どれほどの難問で届かなかったかと言えばまったくそうではありません。普通の勉強で知りうる知識を落としていました。でも、私はその「普通」のことをしていなかった。


じゃぁ、2回目の試験勉強で欠けていたのは何かといえば、それは「テキストの読み込み」です。落とした問題の多くは手元のテキストにほとんど載っていたのです。当時はひたすら過去問をまわすことに必死で、テキストを読み込む余裕なんてありませんでした。


なので、3回目は過去問もやりつつテキストの読み込みを、それはもうじっくり、ねっとりと。過去問で継ぎはぎ的に身に付いた知識や記憶が有機的につながっていく感じでした。


よく、「テキストには試験に出ないところもたくさん載っているから、ひたすら読み続けるのはムダ」という意見を見かけます。ところが以前、テキストの記述のうち試験に出た箇所をマーカーで塗りつぶしてみたところ、ほとんどマーカーだらけになりました。今どきのテキストも過去問をベースに編集されていると見え、無駄な記述などほとんど無いようです。


それに、社労士試験は「重箱の隅ツツキ問題」も出てきますから、せめてテキストに載っている文字くらいは全部目を通しておくと安心です。いずれも選択式ですが、昨年の健保「介護合算算定基準額」や、一昨年の厚年「厚年基金が支給する老齢年金給付の達成すべき支給水準」、平23年の労一「賃金制度」、平22年の国年「物価スライド率」は、どれも難問と言われましたが一般的なテキストには記載がありました。


1回目の本試験を短期記憶だらけで臨んだとしたら、2回目はテキストの読み込みで培った長期記憶を引っさげて臨む。これなら2回で受かったかなぁ、というのが私の「たられば」論。


もちろん、1発で受かるに越したことはありません。でも、不合格になったおかげで、試験で問われる「社労士になるのに必要な知識及び能力」が身に付いたのは確か。いや、負け惜しみです。


ちょうど良いのが2回目での合格でしょうか。あとは試験に合格してから勉強すれば良いですし。一度コケると、今度は深読みのクセが選択式で悪さをしますからね。


以上、初受験・2回目受験のみなさんへのはなむけの言葉でした。ですがみなさんの合格は私が邪魔します(笑)


夏まで共に走り続けましょう。

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コメント(11) 
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コメント 11

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二宮城光

>いずれも選択式ですが、昨年の健保「介護合算算定基準額」や、一昨年の厚年「厚年基金が支給する老齢年金給付の達成すべき支給水準」、平22年の労一「賃金制度」、平21年の国年「物価スライド率」は、どれも難問と言われましたが一般的なテキストには記載がありました。

テキストは毎年試験にあわせて変更されています。
受験当時のテキストにも記載があったのでしょうか?

by 二宮城光 (2014-01-23 05:03) 

バロン

>二宮城光さん

>受験当時のテキストにも記載があったのでしょうか?

はい、ありました。過去問として紹介されていたわけではありません。記事で紹介したテーマはヤマヨビでも触れていましたが、「まぁ、過去に出たところではないですからね。さらっと読んどいてください」と言われたものです。

で、翌年のヤマヨビでは「まさかこんなところ出すとわねぇ・・・だから、今年からはちゃんと解説しますよ」とおっしゃっていた記憶があります。

今じゃ「物価スライド」の仕組みなんか、どのテキストでも法改正講座でも丁寧に説明してくれますが、その仕組みももうすぐ終わり・・・
by バロン (2014-01-23 12:08) 

レオン

こんにちは(^^)
勉強頑張ってますか?
わたしもバロンさんの意見と同じでやはり2回目までにスパっと合格すべきだと思います。正直一度ドツボにはまるとなかなか合格できないと感じましたよ(T_T)
今でも予備校の自習室で勉強してますが、最近よく勉強方法教えてくださいと声をかけられます。私自身今の勉強方法に納得はしてないので色々考えながら挑戦を続けていこうと思ってます。

あと今年もう一度社労士に挑戦するので私がバロンさんの邪魔をします…(笑)





…ウソです(^^)
もうコリゴリですわ…(^_^;)
by レオン (2014-01-23 12:40) 

きりん321

わかります,足切りにあってしまうとつらくて、翌年は択一がきじゅんてんわれでというのが続いていました

足切りにあったのは皆基本問題ばかりでした、

やはりテキストの精読が一番よい勉強方法かもしれません


by きりん321 (2014-01-23 20:35) 

バロン

>レオンさん

ホント、「ドツボにハマる」っていう表現がピッタリです。できる人は一発で受かるのに、まったくダメですねぇ。

まぁ、いいです。センスが無いなりにやり切るのみですよ。

>邪魔をします…(笑)

よっしゃ。今度、模試の点数自慢しあおう!

ってわけないか・・・
by バロン (2014-01-24 20:07) 

バロン

>きりん321さん

テキストの精読も精読で辛いんですよね。もう、眠くなっちゃう・・・そこを乗り切れるかどうかで択一の点数は変わってくる気がします。

選択は・・・もちろんテキスト読み込みは必須ですが、それだけでは「最後の1点」が取れません。難しいですねぇ。
by バロン (2014-01-24 20:10) 

kater

バロンさん、こんにちは。

受けてる試験は違うけれど
今回の話は、相通じるものがありました。
要は、「横着すんな、地道にやれ。」つまり基本ですよね。

友人で、実力ありつつなかなか合格できなかった男性が一つ合格したらタンタンタンと続けざまに合格して、税理士になりました。

彼から言われたこと「地盤が緩い所に鉄筋は建たない」

只今、地味に地味にやっております☆
by kater (2014-01-25 12:20) 

4回目

テキストの精読と年金の改正と過去問1000問以上を毎日やってます。他にも講義やら過去の模試や答案練習、そしていろんなメルマガや一問一答の巡回も地道にやってます。少し問題演習が昨年より少なくその代わりテキストを読む時間が増えてます。でも過去問以外の問題演習もそろそろやらないと、、、
テキストと問題演習のバランスにいつも苦しんでます。
by 4回目 (2014-01-26 23:22) 

バロン

>katerさん

こんにちは。安定層への杭打ちに取り組まれているようですね。ただ、試験に受かるためなら「そこまで打ち込まなくてもOK」だよというところもあり、杭の打ち方に悩みます。

とはいえ、お互いに試験日はまだ先ですから、今ぐらい、バカ正直に基礎工事に徹しましょうか。

あまり「追い込まれた感」でお体を痛めませぬよう。
by バロン (2014-01-27 19:04) 

バロン

>4回目さん

ずいぶんハイペースですね。ちょっとマネできません・・・

過去問と模試を交互に繰り返しやって思うのは、過去問の論点ってけっこうシンプルだということ。模試をやった後に過去問を解くと、過去問の論点ほうが意外とあっさりしていることに気づきます(たとえば昨年の択一労安問10、労災問5・6、厚年問9など)。

まだまだテキストには出題されてもおかしくない、でもあまりにストレート過ぎる問題のネタがあります。私はこっちを拾っていきます。
by バロン (2014-01-27 19:26) 

バロン

>しんしゅうのたぬきさん

いつもありがとうございます。長男はひらがな、次男は塗り絵、私は年金計算と、男3人、ダイニングテーブルで何やらやっています。
by バロン (2014-01-30 18:39) 




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