SSブログ

入社試験で受験料? [なんでもないこと]

12月から2015年春卒業生向けの就職・採用活動が解禁されましたが、あのニコ動を展開するドワンゴが、入社試験に「受験料」を徴収するということで話題になっています。

受験料制度導入について(ドワンゴのホームページへ)

これ、受験者が殺到する会社だからできることですよね。ただ、ドワンゴの考え、私は賛成。「本気で働きたいと思う人に受けてもらいたい」というのは、まったくそのとおりです。


私も立場上、入社面接に同席しますが、これがけっこうひどい。

▼「この人いい。ぜひ欲しい」と面接数日後に「合格」を伝えるものの、いきなり辞退される(おいおい、受けたそばから辞退ですか)

▼ウチの商品のことをまったく知らない(普通にお店で売ってるんですけど)

▼志望動機はどこの会社でも使えそうな内容(そりゃ、「食うため」でしょうけどさ)

▼面接をスッポかす(せめて電話くらいしてよ)。

総務部が事前に書類選考をしたり1次面接をしたりすることで、私たち事業部門の管理職が行う面接の、学生1人当たりにかける時間を長くしようと、このような「入社する気のない人物」の排除に努めてくれています。しかし、そのフィルターが面白い人材を失うことにもなりかねず、とても難しい・・・


幸いにしてウチは、まだ応募者がたくさん来てくれるほうなので「選ぶ余裕」があります。ただ、誰でも良いというわけではないので、手を変え品を変えして学生の魅力を見抜く努力をしています。学生も大変でしょうが、面接する社員のエネルギー消費量も相当なもの。面接終了後は仕事になりません。


そこまでやって、ようやく内定。なのに、めでたく入社式にたどり着けるのは内定者全員ではありません。入社式までの間によそに行っちゃうんですね。そんなことだったら、魅力はちょっと落ちるけど「御社命!」という人を採っておけば良かったなぁと、後悔しきり。


まして、ドワンゴみたいに受験生が殺到する会社だったら、採用活動にかけるコストは相当なものでしょう。それも将来の投資だと思ってやっているうちはいいですが、本当にやる気のある学生の芽を摘むことにつながっているんだとしたら、話は違います。


明らかに一緒に仕事をする気がない学生を排除する仕掛けとして、入社試験に受験料を課す取り組み、これはアリです。

------------------------------------------
ココでも多くの社労士試験ネタが読めます
にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
社労士試験ブログランキングに戻る≫≫≫
-------------------------------------------


コメント(1) 

コメント 1

コメントの受付は締め切りました
バロン

【引越し前のブログで頂いたコメント】

_ kater ― 2013年12月07日 11:41

そうですね、、、
ネットでエントリーって、私の世代ではありえない事でした。

長女の就活で、時代の流れに驚愕しました。
何社もエントリーして、そして面接。その面接も5次面接まであり
地方学生に対して交通費を支給してくれたり等
本当に本当にカルチャーショックでした。

受験料、、発想がユニークですね。


面白い記事を読ませていただきました(ぺこり)

_ 森田 ― 2013年12月07日 16:13

先月東京モータショーの記事がありましたが、東京ビッグサイトではさまざまなイベントが催されるみたいですね!会社共同説明会・面接や社労士本試験(他のイベントで少しうるさかったという2チャンネルでの会話も見ましたが)の他、「月間社労士試験」主催の大予想大会(来年は違う会場みたい)等。
今年8月、同じ国際展示場駅(りんかい線)そばのTOCで4日間社労士事務指定講習を受けた時、会場の目の前のホテルサンルート有明に4日間宿泊したのですが、半年前から予約ができるということで、2月1日に一泊素泊まり7000円で予約をとったのですが、翌日ににネットで見たら7500円になっていたので、ああよかったと思っていたのですが、4月8日にまたネットで見たら、5000円になっていたので、取り消して予約し直しました。今思えば一体なんだったんでしょうね。それから、10月18日にホテルサンルート千葉開業のメールがきて、開業記念セールで6000円とか出ていたのですが、最近ふと見てみたら、今月、来月クリスマスや正月は別として、両ホテルとも、安いので、シングル素泊まり4000円以下、ダブル・ツィンでも5000円以下というのがありました。(もう埋まっているかな。またお盆のころはどうなるかわかりません)最近、東京ベイホテルも安い広告が貼られるのを見たことがあります。東京オリンピックにむけて固定客の取り込みですかね?
最初に申し上げた「月刊社労士受験」には数年前までは、早い段階から労働経済・統計数値などのタイムリーな記事が記載されていて、大変有用だったのですが、近年はなくなってしまい残念です。どこの出版社の本が一番早いのですかね?

_ VC ― 2013年12月08日 14:24

はじめまして。
採用にかかる労力について大変共感しました。
個人的に、人事業務の中で採用業務が一番パワーを要すると感じております。

ある労働者側の社労士が、メンタル疾患者を入社させないようにする仕組みを
おかしいと吠えていましたが、この社労士の方は恐らく組織に属したこともなく
採用にかかる労力やコストなんて意識したことがないんだろうなと思っています。

実際に面接をされている現場の方の意見もどんどん人事側に伝えてほしいですね。
その中でよい採用方法が生まれるかもしれません。
バロンさんの場合は、それをご自身が社労士資格も取得して推進されたほうがよい
のかも^^

良い人材を獲得できることを祈っております。

_ きりん321 ― 2013年12月08日 15:23

>最初に申し上げた「月刊社労士受験」には数年前までは、早い段階から労働経済・統計数値などのタイムリーな記事が記載されていて、大変有用だったのですが、近年はなくなってしまい残念です。どこの出版社の本が一番早いのですかね?

一番白書対策などは社労士vだと思います、

社労士vを6月末にネット書店で注文しようとしましたが出来ずに本屋に買いにいった事がありました、

社労士受験はあまり内容が無いので今年は使いませんでした、

白書対策は秋保先生の受かると社労士vを使いました
白書対策などは一冊でよいという人もいますけど昨年の労働経済の統計の問題などは受かるででていませんでした、そこも出来ず択一で一般で3点しかとれず足きりにあってしまいました、

複数の白書対策を読んでいた方がよいと思います

_ 森田 ― 2013年12月08日 16:08

すみません昨日のコメントを一部訂正します。
ホテルサンルートの今月、来月の格安料金の話は旅行代理店の話です。ホテルに直接ネット等で申し込むともう少し高いです。でもどちらであっても、以前よりは安くなっていると思います。4月8日の素泊まり1泊5000円はホテルに直接申し込んだ金額です。8月の講習でどこで申し込んだかわからないけど、5月以降に申し込んで同じ階で素泊まり4泊30000円という大阪の人がいました。
白書・統計ゼミは井出塾の通信(DVD)が少し割高ですけど、一般常識の諸法令の解説(テキスト・DVDあり)が付録についてなかなかよかったです。(私の時は国民皆保険50年ということで力をいれたのですが、厚生労働白書に関しては空振りでした。)3月までの申込みなら、割引があるみいたいです。ただ発送は7月以降となります。

_ バロン ― 2013年12月09日 18:04

>katerさん

ネットのエントリーのおかげで応募者は殺到、でも採用レベルは低下、なんて傾向が続いています。

私のころなんて、来る日も来る日も資料請求ハガキを書いていました。書き損じたら最初からやり直し。今思えば、あの行為が「本気度」を試される第一ステップだったのかもしれませんね。

_ バロン ― 2013年12月09日 18:16

>VCさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

採用活動に関するコストもさることながら、雇った後の人件費を考えると、「採用」とは経営にとって莫大な投資案件です。仮に解雇するとなればこれまた莫大な時間と費用がかかります。簡単に人は採れません。

営業や制作など事業部門にいる人は大方、総務・人事などには行きたがらないものですが、そんな中で事業部門に属する私ができることがあるのではないかと思っています。

_ バロン ― 2013年12月09日 18:23

>森田さん
>きりん321さん

テキストに関する情報、ありがとうございます。今年の白書対策に関しては、TACの「一般常識セミナー」と「社労士V」でやりました。9割方、内容が重複しており、試験対策としては十分でしたが、読み込み切れませんでした。ただ、1点救済の社一はこれらのおかげで3点取れたんですけどね。う~ん・・・

_ 黄金旅程 ― 2013年12月13日 02:42

こんばんは。採用の記事、興味深く拝見させていただきました。

受験料の発想は確かに一見有用に思えますが、本気度が高くても厳しい採用競争で複数回失敗してしまう人もいると思います。仮に高人気企業での受験料が今後一般化していった場合、経済的な負担は決して軽いものではないでしょう。

経済的に恵まれた環境の志望者だけが生き残るようなシステムになってしまわないか、少しばかり心配になりました。

もちろん、採用担当の方のご苦労たるやお言葉以上のものと推察致します。応募者や内定者へ、人間として熱意と誠意をもっと接されているからこその御心労なのでしょう。応募する側も、その辺りはきちんとして欲しいものです。

寒くなってきました。お体に気をつけながら、お仕事・受験勉強とも頑張ってください。

_ バロン ― 2013年12月13日 22:50

黄金旅程さん

本気度を試す策として手書きの履歴書や作文試験を課す手もあるんですが、それはそれで会社側の負担も増すので悩みどころです。

単に「優秀さ」を測るだけなら試験をすればいいんですが、あくまでも採用は「相性」をみるもの。やっぱり会って話さなければ分からないなと思います。ホント、履歴書の内容と実際の人物が合わない人って多いんですよ。
by バロン (2014-01-23 18:17) 




インズウェブの自動車保険一括見積りサービス

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。