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投資教育 [転職]

企業型確定拠出年金を導入している事業所の従業員を相手に、投資教育をやってきました。


なかなか響きませんなぁ。


特に若い従業員は税金や社会保険料の算出方法について、そもそも理解していません。給与もそれほど高くないため、掛金拠出自体も消極的です。


そんな人たち相手に、やれ「インデックスファンド」やら「複利効果」やら言っても眠くなるだけなので、「どうして投資が必要なのか」というところから話しました。


直近データによれば、平均寿命は男性81歳女性87歳。しかもこれは0歳児の平均「余命」であり、死亡率の高い乳幼児期を乗り越えた皆さんの平均余命からすると、寿命はもっと延びる。そう、人生100年時代はあり得ない話ではない。


仮に65歳まで働けたとしても、まだまだ生きなければならないのだ。


一方で、今どきの生活保護世帯の半数は、実は高齢者世帯である。生活保護を受けるに至った理由は、「そもそも年金が少なかった」「不意の病気・ケガで蓄えを消化してしまった」等々。


フルに国年・厚年を納めても高齢夫婦世帯には22万円しか年金が出ない(妻が専業主婦前提)。人口ピラミッドからすれば、遠くない将来、年金額が減るか支給開始年齢が後ろ倒しになるのは必定。年金でそこそこ暮らしていけるなどと思ってはいけない。


退職金制度があればまだ良い(その事業所には退職金制度ナシ)。


だから今から投資をしよう。


投資といっても、おカネの投資ばかりではない。要は老後でも収入があれば良いわけだ。すなわち、「労後」を作らなければいい。


そのためには、いつまでも健康な「カラダ」、いつまでも必要とされる「スキル」が必要だ。そんな「カラダ」と「スキル」、そして最低限生きていくために必要な「おカネ」。これらを将来得るために、今から行動することが、みんな「投資」なんです。


な~んて説明しながら、これは自分に言い聞かせてるんだなと思ったわけです。みなさんが今、試験勉強しているのも、未来の自分に向けての投資ですよね。


私もまだまだ、投資を続けますよ。


コメント(4) 
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コメント 4

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通りすがりのサラリーマン

お元気そうで何よりです。
自分への投資は何もお金だけとは限らないですよね!!
経験もそうですし。
投資はプライスレスですから、いろいろ挑戦していきたいと思います。
こちらで元気を頂きました!!

暑い日が続きますが、お体にはご自愛ください。
by 通りすがりのサラリーマン (2017-07-14 08:26) 

社労士

糸を垂らす場所が間違いですね。
DCのメリットなんて社労士でなくてもFP2級レベルの人間でも説明可能です。
いまだに漢字生保が生き残っているのは数字に強いからじゃないのは皆同意でしょう。
一番の強みは「女性」であることです。
私から見ると日本人の好むDCのポートフォリオは民間生保商品延長線上です。
漢字生保に限らず、保険を見直しましょうというスーパーに入ってるアレも一番必要なのは「女性か否か」
残念ながら「男性コンサルタント」とか「男性プランナー」は30代前半までが賞味期限。
一方、50代位の感じの良いオバチャンはDCに限らずバンバン金融商品を売っています。
悲しいかな客は豊富な知識より自分の耳障りの良い事を一番求めているのです。
先生としてもセールスとしても一人前、という男性はごくわずかでしょう。
税理士とのWライセンスでなければ社労士は基本、手続き書類作ってなんぼです。
by 社労士 (2017-07-15 07:00) 

バロン

>通りすがりのサラリーマン

ご無沙汰です。ようやくやっている仕事の「意味」が分かるようになってきました。あれだけ試験勉強でやって入らなかった知識が、実務に直面するとスッと頭に入ってきます。また、いろいろご報告します。
by バロン (2017-07-15 10:49) 

バロン

>社労士さん

コメントありがとうございます。投資教育は社内で分かる人がやるのでも良く、それを外注として受注しました。制度導入時の説明会もあるので、講師ニーズはけっこうあります。DCを導入すると就業規則とか退職金規程の変更とか厚生局への手続きとか、いろいろとひもづいてもきます。まぁ、私はそちらのほうで。
by バロン (2017-07-15 11:13) 




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