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再チャレの決断は慎重に [平28:7回目の結果]

合格発表からすでに2週間。あれほど待ち遠しかった合格発表日は、過ぎてしまえば救済科目やら基準点やらの喧騒が潮が引くようにあっという間に消えてなくなり、月日の経過の早さに驚かされます。


昨年までの今ごろ、特に1点オチが続いたここ数年は、再チャレンジする気力も湧かず、かといって断念する決心もつかず、どうしようない日々を過ごしていました。


選択式の基準点ワレで不合格になると多くの人にこう言われると思います。

「もう択一式で十分な基礎知識があることは証明されているんだから、法改正と白書対策だけしっかりやっておけば大丈夫だよ」と。


しかし、それがなかなか簡単にはいきません。「択一式の高得点」は、何もメンテしないままでは来年の本試験までは維持されないのです。今年択一式で合格点を取れたからといって、来年、同水準まで得点できるとは限りません。法改正と白書対策だけしかやらなかった再チャレンジの年など、私にはありませんでした。


今年の本試験。選択式が午前の部に戻った結果、択一式を終えて帰路につく時にはすでに選択式の解答が明らかになっています。試験会場出口で各学校が配っている解答速報は嫌でも目に入り、「ええぃっ」ともらって即答え合わせ。そうしたらなんと全科目3点以上達成。感激の涙。


しかし問題はそこからです。午前中の選択式でエネルギーを使い果たしていたのか、午後の択一式はどうにも頭の回転が鈍い。個数問題やら事例問題やら初見の問題やらで自信を持って得点できた感触がなかった。


「まさか択一式で失敗するのか」と思いながら試験を終えただけに、択一式の答え合わせは怖くて数日できませんでした。「選択式基準点ワレナシ=合格確定」の余韻を味わいたかったわけです。今回の試験では、これまで選択式で苦しめられた人がようやく選択式基準点を全科目クリアしたのに、択一式で初めて失敗してしまったというケースがけっこうあったのではないかと思います。


私が再チャレンジした時の決断は、「法改正と白書対策だけ」などという甘言にだまされることなく、もう一度択一式でちゃんと点を取るための勉強をする覚悟があるかどうかを自問した上でくだしました。本試験直後から繰り広げられる「救済祭」は、択一式で十分な得点をした者だけが参加を許されます。何の努力もせずに参加はできません(もちろん、救済祭など参加せずに合格するに越したことはありませんが)。


でも、覚悟を決めてしまえばゴチャゴチャ考えずに前に進むだけ。「あぁ、『択一式合格』とか『科目別合格』という制度があったらいいいのに・・・」と取り留めの無いことを考えるのもここまで。


それだけに、再チャレンジを決めるまでは十分時間をかけて良いと思います。



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幕張

社労士試験は、1年に一度、私も4回目落ちた時は、もうやめようかと悩みましたが、このままでは、8月の試験日が来る度にきっと社労士試験を諦めてしまったニガイ思い出になってしまうと思ってもう一度頑張ろうと奮起した自分を思い出しました。その時試験が年2回あればなーとも思ってました。これから事務指定講習ですか?格好イイ料金ですよね。頑張って下さい
by 幕張 (2016-11-30 20:57) 

バロン

>幕張さん

そうなんです。「8月」と「幕張メッセ」はこれから自分の人生で苦しい思い出が刻まれたまま過ごすのかという恐怖心がありました。先日、別件で幕張メッセを訪問しましたが、今ではとてもすがすがしいです。ジムシテは悩み中です。次の夏は家族と過ごそうかと思っておりまして。ありがとうございました。
by バロン (2016-12-01 11:20) 




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